- 977 : 本当にあった怖い名無し[sage] : 2013/12/29(日) 20:49:27.00 ID:A35x4zyAO
- 移動中に観るためによく深夜アニメとかバラエティを携帯のワンセグで録画するんだけどさ
一番TVの電波が入る窓側に置いて予約録画、本当は外に置ければいいんだろうけど、家にはベランダ無いので室内
翌日観ると途中電波入らなくて撮れてないって事が時々起こる
一応受信状況を確認して、アンテナ5本立ってる位置で録画してるのに
全部失敗なら諦めもつくが、5~15分程度なのがいらつき度マシマシ
原因究明のために色々実験した結果、窓の外に何か大きな障害物があると電波が遮られることがあると判明
でもさ、確認した時窓から身乗り出して遮って再現したんで
何かが中を覗き込んでたりしない限り起こり得ないんだよな……
携帯のムービーで外を一晩中撮ってれば何か映るかもしれないけど、ナニか映ったら怖いんで出来ないでいる
ありえない場所、もう会えない人、今ではない時間、 幼い頃の不思議な記憶、 見えるはずのないもの。 そんな、怖くはなくても奇妙な経験を書き込むスレッド、 「不可解な体験、謎な話~enigma~」のエピソード置き場です。
電波障害の条件
用務員のおじさん
- 974 : 本当にあった怖い名無し[sage] : 2013/12/29(日) 15:17:41.02 ID:oHoITuKa0
- ウンコとかヅラの流れになっててワロタ
今から20年近く前、小学生だった俺は、学校の用務員の初老のおじさんと知り合った。
照明をいじったり壁の修理をしていて、夕方まで校庭で遊んでいると「早く帰らんといかんよ」と
怒られたりしたけど、冗談好きの気さくな人で児童とも仲が良かった。
おじさんは小太りで色黒の外観とは裏腹に、時々お洒落な白いバンドタイプの腕時計をしていて、かっこよかったのでよく見せてもらった。
その時計はカーナビみたいに人工衛星と連動していて、あらかじめ行き先を登録しておいて使うときは
目的地を音声入力するだけで音か振動パターンでナビゲーションしてくれるというもので、
試してもらうと澄んだ女性の声でルート案内するのが聞こえた。
俺は当時2000円くらいのデジタル腕時計を持っていたんだけど、わりとすぐに電池が切れてしまうので
おじさんの時計は音まで出してすぐに電池が切れてしまわないのか聞いたら、持ちは悪いけどソーラー充電もできるので
特に気にならないらしい。
驚いたのは、手首から外してバンドを左右に広げると黄緑色の薄いプラスチックみたいな板が出てきて、
大人の手の平サイズの長方形になった。
これを日光にかざすと短時間でも充電できるとのこと。
反対側の面はスクリーンみたいになっていて、うっすらとだけど地図が表示された。 - 975 : 本当にあった怖い名無し[sage] : 2013/12/29(日) 15:19:44.10 ID:oHoITuKa0
- 薄型で大きな液晶画面があって、赤い五角形か六角形のマークがついている格好良い腕時計。
どこで買ったのか聞くと、「○○(俺の名前)が大人になったら買えるよ」とはぐらかされた。
見せ終わると、おじさんは冗談ぽい感じで「誰にも言わないでね」と意味不明なことを言って仕事に戻っていった。
時計のあまりのハイテクぶりに興奮したんだけど、携帯電話がまだ箱型だった時代にそのような時計があったのは妙だよなぁ…
知り合ってから半年くらい経って、おじさんはこの仕事をやめることになった。
だけど、最後に校庭にある古い倉庫(物置みたいなやつ)の固定を補強するとのこと。
学校側が以前に業者に点検を依頼したときは倉庫には特に異常がないと判断されたみたいだけど、
おじさんは少し怒って「よく調べないから事故が起こるんだ」と言って独断でセメントや金具を持ち込んで
他の数人と作業していた。
何日もかけて補強が終わるとおじさんは「みんなと楽しい話ができて本当に良かった、ありがとう」と言い別れを告げた。
それから2ヶ月くらい後だったと思うけど、授業を受けていると外が急に真っ暗になって
風が強まり、何事かと大勢が窓際に集まった時にすさまじい突風が吹いて、俺達は咄嗟に窓から離れて身を伏せた。
ものすごい恐怖だったけど、だれもいない教室のガラスが3枚割れたくらいの被害で済んだ。
後日、先生から聞いた話によると、600kgもある倉庫が風で浮き上がって土台のブロックから少しずれていたとのこと。
後で詳しいことをこっそり聞き出すと、基礎部分が一部老朽化していて、もし補強工事されていなければ飛ばされて
校舎の窓を破っていたかもしれないと。
重い倉庫が飛ぶとは誰も思わないだろうし、依頼した業者だってそう思って甘く見たんだと思う。
みんなでお礼を言おうと校長がおじさんに連絡を試みたそうだが、連絡が取れなくなっていたみたい。
おじさん、ありがとう(`;ω;´)
最近、固定されていないテントが飛んで死者が出たというニュースがあったけど、悲しくなるよ
引越し先
- 958 : 本当にあった怖い名無し[sage] : 2013/12/27(金) 11:26:59.59 ID:Djc6y4A10
- 最近思い出したことがあったのでここに
叔父叔母が引っ越したので引越し先に遊びにおいでというので家族で行くことにしたが
都合で自分一人だけで車で後から行くことになった。
引越し先は別の町で不慣れな土地だけど「この道に入ってまっすぐいって小学校のある角で曲がればすぐ」
と説明され大体の道がわかったので行けると思った。
実際、後は小学校が見えたら左折すればいいというところまで行けた。
ところが、いくら進んでも小学校が見えない。
道路間違えたはずもないはず…と思いつつ進んでいくと対向車どころが人家が少なくなり
あっても人が住んでないようなものばかり、とうとう山にはいりつつあった。
「これはいくらなんでも違うでしょ」と思ったところで急に空が暗くなり周りに街灯もないものだから
真っ暗になってしまった。 - 959 : 本当にあった怖い名無し[sage] : 2013/12/27(金) 11:29:49.52 ID:Djc6y4A10
- 一旦車を止め迷ってしまったことを携帯で叔父か先に行ってる母に連絡しようとしたらいくら連絡しても相手が出ない。
引き返そうと思ったら車が動かない。
ガソリンは少なかったが空にはなってないし大体急に動かなくなることはないはず…。と思いつつも現実動かない。
周囲は相変わらず真っ暗で異常なまでの静寂さにお腹のあたりがズーンと重くなった。
どうしよう、どうしようと思考がグルグルし始めついにこんなところで死ぬのか…!?という考えが頭に過った所で
急に自分でもわけがわからない腹立たしさが出てきた。
車を出てそこらにあった木の枝だか棒だかを拾い「クッソ!なんでこんな目に遭う!!
誰がこんな目に遭わしてくれた!出てこい!どうせ私も死ぬならてめえも道連れじゃ!!うぎゃゃああああ」って
棒を振り回しながら奇声あげていたらあたりが段々明るくなって周りが見えるくらいになっていた。
そこで少し正気に返りとにかく棒は捨て慌てて車に戻りしばらく走らせたら普通に人が住んでそうな人家が立ち並ん出る所に出て
小学校が見え曲がると叔父の家が近くにあって到着した。
家を出た時は昼くらいで着いた時は夕方だったし急に暗くなるような時間でもなかった。
今でもなんだったのかよくわからないしあれは夢だったみたいに思える。けどもう一人で叔父の家に行こうとは思わない。
濡れたおしり
- 933 : 本当にあった怖い名無し[sage] : 2013/12/25(水) 11:21:07.08 ID:fcIQ0u3Y0
- シモの話に便乗
先日寝ている間にふと目が覚め、おしりの辺りが濡れているのに気付いた
生理が始まったのかと慌てて起きて見てみたものの、血ではない
まさかこの歳でおねしょ?と思ったけど、無色無臭で尿でもなさそう
しかも濡れているのはおしりのほっぺたから付け根にかけてのみで
クロッチ部分は何も濡れていないし、そもそも漏らした感覚もまったくない
寝汗にしても量が多すぎるし体のほかの部分も汗はかいていなかった
でもそこだけ水をかけられたようで…寝室に水分は何もなかったのに
こんなこと初めてだったので謎 - 934 : 本当にあった怖い名無し[sage] : 2013/12/25(水) 12:25:31.54 ID:aMxGK6yQ0
- ケツ汗じゃないのか?
俺はケツに異様に汗かくわ
夏は漏らしたみたいになる - 935 : 本当にあった怖い名無し[sage] : 2013/12/25(水) 16:37:59.25 ID:AIGjLZBcP
- 俺も起きたらTシャツがびしょびしょだったことがある
敷布団まで濡れてた
尿のにおいもなく特に体調に異常はなかった - 936 : 本当にあった怖い名無し[sage] : 2013/12/25(水) 17:19:58.83 ID:fcIQ0u3Y0
- レスありがとう、やっぱり汗と考えるのが自然なのかなぁ
でも夏でもあんなびっしょりになったことないし
ましてや北国住まいで暖房も切った寒い室内
何よりほかの部分は一切汗ばんでないのにそこだけ、っていうのが不可解だった
ヘンな病気じゃなきゃいいけど
視線
- 878 : 本当にあった怖い名無し[sage] : 2013/12/22(日) 02:06:09.17 ID:7id1nEYN0
- 俺も中学校の林間学校であったなあそう言うの
キャンプファイアーの時に学年全員グラウンドに集まるんだけど建物の窓から誰かが見てた
一人だけ体調崩して保健室にいる女子がいたから
後で、窓から見れるなら外で見るだけでもすれば良かったのに~ってそいつに言ったら
は?ずっと寝てたけど?って言われた
後々で皆に事実確認したら、窓から見てたのがいたのは確か
だけど俺みたいに同級生くらいの女の子に見えた奴は結構いたけど
他にもお婆さんだったりお兄さんだったりおばさんに見えたって奴らもいた
ちょっとヒヤっとしたけど、林間学校の場所が場所(近くに自殺の名所もある超有名な心霊スポット)だから
あーまぁ仕方ないよねって感じで皆片付けたな - 879 : 本当にあった怖い名無し[sage] : 2013/12/22(日) 02:16:47.43 ID:7id1nEYN0
- ちなみに俺らの前の年は、女子の寝る部屋の窓の外から女が覗いてたり
部屋の隅で泣いている女の子がいて慰めようと近づいたら姿が消えたりと(目撃者その場にいた全員)
色んな部屋から女子が飛び出してきて集団パニックになって(女子部屋限定で出た)
先生が見回り+女子の各部屋の入り口に夜通し立つことになった
その前の年も、と言うか毎年何かしら起こってたらしい
そんなんあるんなら場所変えろよ…て思うけど何故か変えないんだよねぇ
ちなみに家族でその場所の近くにあるトンネル(これまた有名な心霊スポット)通った時
面白半分に窓開けて顔出してたけど
滅茶苦茶に空気が重くてうげーってなって窓閉めたわ
なんかすごくねっとりとした空気で、吸い込んだら肺の中が汚れた水飴で満たされた感じ
後にも先にもあんな空気はあれっきりだよ
集合写真の知らないやつ
- 877 : 本当にあった怖い名無し : 2013/12/22(日) 01:40:28.24 ID:RuN6wlsOO
- 中学の修学旅行の時に撮った集合写真
俺のクラスにいるはずの生徒の数より1人多く写っていた
1人だけ知らないやつが写っていた
学年全体でも150人ぐらいしかいなかったし
他のクラスのやつもほとんど顔は知ってた
全く見慣れない顔だったから他のクラスのやつがふざけて紛れ込んだとも考えにくい
いまだに謎だ
ちなみに中学の時の同級生は全員高校まで一緒なのだが
その時の修学旅行とは別の研修旅行でうちの学校のOBが館長をやってる施設を訪問してその人が出てきて色々案内してくれたのだが
後日(たしか1ヶ月も経たないぐらい)その館長が火事で焼死したというニュースが流れた
それから同級生が高校卒業直後(多分まだ全員10代)に立て続けに3人も死んだ
急性アル中と交通事故と白血病だった
まっくろくろすけ
- 875 : 本当にあった怖い名無し[sage] : 2013/12/21(土) 22:02:03.48 ID:2K/RK3xo0
- 実家に得体の知れない生き物が出たことが何度かあった
イメージとしてはトトロのまっくろくろすけ
でもそれよりも大きくて、30cmくらいのモップみたいな手も目も足もない真っ黒い塊
隙間も何もないところから出てきてまた何もないところに消える
5年くらい前に頻繁に出てて最近見なくなったんだけど
おばあちゃんが「そういえば1年くらい前に黒い不思議な生き物見た」って言い出して思い出した
ちなみにうちの猫も一緒に見てて、捕まえようと手を出したらしいんだけど触れる前に下駄箱の中に消えてったらしい
ネットで検索しても出てこないし、某探偵番組に依頼しようにもあれ以来出てない
誰に聞いてもそんなの見たことないっていうし
不思議でしょうがないです
なんだったんだろう?
専用鉄道ツアー
- 860 : 本当にあった怖い名無し[sage] : 2013/12/21(土) 15:19:41.37 ID:BnIU7Rau0
- 普段ロクに運動もしていない俺だが、旅は好きで、あちこちの場所に行っていた。
現在でも行われていると思うんだが、当時から電力会社の専用鉄道に乗れるツアーというのをやっていて、俺は応募した。
結果、5月頃にツアーにいけることになり、俺は大喜びで参加した。
ツアー対象の路線は途中までは観光用のトロッコ路線となっていて、この区間は一般人でも乗れ、普段から綺麗な景色が見れるので有名。
冬季は閉鎖していて、この日は再開して日が経っていないらしく観光客で大いに賑わっていた。
その中でも俺を含む専用鉄道のツアー客は専用列車に乗る。なんか特別扱いされているみたいで鼻高々な俺であった。
専用線に入るまでの区間も雄大な景色が続いており、飽きさせることは無かったのだが、いよいよ専用線に入るとなると俺の心は嫌が応にも高まった。
その専用線だが、殆どの路線はトンネルになっている。なんでも冬季でもこの専用線は一年中動けるようにしているらしく、豪雪対策なんだとか。
途中で客車を乗り換え、貨車ごと登れるエレベーターに乗ったりと、何もかもが通常体験出来るものでもないからと、俺はガキのように気分を高揚させていた。
専用線に入って暫くだっただろうか。トンネル内の不気味な空気も作業員さんの説明のおかげでなんとなくやわらいでいたものだが、
一瞬、ほんの一瞬なんだが、ぶわあっと手の平が車両の窓ガラスに音も無くはりついてきて、めちゃくちゃビビった。
その時はそれっきりの現象で、なんかの気のせいだったということにしてすませたんだが、当然ながら俺の心の中には悪い形で残ったんだな。
専用線は上流のダム湖の下辺りが終点で、そこからは業務用のでっかいケーブルカーとバスで、別の出入口側に出る形となった。
だから、さっき通ったトンネルは通らない。気がかりは気がかりのまま、俺はその地点に戻ることは無かった。
家に戻ってから、有名な寺でお祓いを受けたりしたんだが、まあ日常生活にはさしたる支障も無く、平穏なまま数か月が過ぎた。 - 861 : 本当にあった怖い名無し[sage] : 2013/12/21(土) 15:21:23.99 ID:BnIU7Rau0
- それから、残暑が残るくらいの季節に、俺の兄貴の友人たちと、先述の場所について話していた時、兄貴が唐突に「登山でそこに行ってみよう」とか言い出した。
なんでもその場所は登山地としても有名らしく、先述の専用線のトンネル近くにも外から行くことが出来るらしい。
ただ行程は厳しいらしく、ワンダーフォーゲル部員だった兄貴たちと違い、軟弱な俺はどうしても行く気になれなかった。
慣れていないわけではない。このバカ兄貴が登山に強制連行するから、登山についての基本的な知識くらいはあった。ただめんどくさい。
あの時の件が影響していたわけではなく、単純にその場所は登山地として行くのがしんどいわけだし、また道が細くて死者が出るような場所だと聞いたからだ。
しかしながら兄貴はフォローするから、と無理強い。結局俺も行くハメに。兄貴、こんなことばっかやってたらいつか人殺すんじゃね?とか思ってた。
前日のうちに麓の温泉街に泊まり、当日は朝から先述の路線のうち一般トロッコ区間に乗って終点まで(専用線はこの終点から先まで続いている)。
終点から登山が始まる形となる。夏もそろそろ終わりという時分だったが、自分たちの他にも登山客は結構いた。
ルート通り進むとおおよそ4時間から5時間で途中にある山小屋に着く。基本的にここらを登山する場合、ここで一泊をとって、翌日に残りの行程を進み、
折り返してもう一度小屋に一泊、そして来た道を戻って駅につき、トロッコに乗って帰るという。
登山といっても何のことはない、ちょっと道の険しいハイキングといったルートだ。ただ崖っぷちを進むことは多く、油断したら谷底に真っ逆さまというのが怖かったが。
途中不気味なトンネルも何度か通ったものの、特に危ないことも無く、無事小屋に到着。小屋には温泉もあり、ゆっくり翌朝までを過ごせた。
ただなんというか、寝ている途中のゴーゴー鳴る音が気になった。ただ布団から出ることは無かったので、歩き疲れて耳鳴りでもしてるんだろうと自己解釈し、気にせず寝ることに。 - 862 : 本当にあった怖い名無し[sage] : 2013/12/21(土) 15:22:13.34 ID:BnIU7Rau0
- 翌日は2時間程度で目的地に到着。なんというか呆気ない旅の幕切れであった。実をいうとここから、専用線の終点のあるダム湖まで道は繋がっているのだが、
ここから先は上級者向けのコースらしく、兄貴は行きたがっていたが食糧確保の問題もあり断念。ただダム湖まで行けば別の交通手段もあるにはあるらしいが・・・。
さて、目的地周辺に専用線が一瞬トンネルから顔を出すところがあるらしいことを聞いていたが、なんと道の途中で思いっきり交差していた。踏切無いんだな、まあ1日に通る列車もたかが知れているんだろうけど。
列車が来ないかなーと、兄貴の友人たちといたずら半分でトンネルの側を覗いてみる。
どわーっと何かが来る感じがした。「あ、列車来そう」なんて呟いたがきそうなものは明らかに列車ではなかった。
とにかく得体のしれない何か。しかも単体じゃなく、集団でぶわぁーっと来る感じでな。
こらいかん、そう思って俺は兄貴の友人たちを(目上とか関係なしに)引っ張ってトンネルから顔を避けた。避けられたんだと思う。そう思いたかった。
兄貴はその付近にも温泉小屋があるんだといって入りたがっていたが、俺はとにかく帰りたくなって拒否。でも時間もあるし、ダムまで行かないのなら、と結局俺以外のみんなで入ることに。
俺は外で待っていたんだが、さっきトンネルの中にいた何かがこっちまで這い出してきやしないかと気が気じゃなかった。
帰りもそれが気になってはいたんだが、とにかく死と隣り合わせのハイキングコース。余計なことは考えないようにして、前日泊まった小屋に戻った。
小屋に着くなり足早に飯を食って急いで風呂に入り、さっさと寝た俺。兄貴たちも小屋の人もどうしたもんかと訝しがっていたが、そんなことを気にする余裕などなかった。
何せ、明日も半日かけて麓まで下り、そこからようやく文明の利器と会えるのだ。麓の有名な寺社でお祓いを受けようにも、どうにもあと2日は時間を要することを考えると、俺の心はやばいなんて心境ではなかった。 - 863 : 本当にあった怖い名無し[sage] : 2013/12/21(土) 15:23:16.79 ID:BnIU7Rau0
- 幸いにも昨日のゴーゴー鳴る音も聞こえないまま寝つけたんだが、やはり早く寝過ぎたのだろう。まだ早朝とも言えない時間に起きてしまった。
都会の中でなら、こんな時間帯でもシュールな番組はやってるし、コンビニもマックも空いてる。草木も眠る丑三つ時なんざ昔話とせせら笑えるほどだが、ここは都会から数十キロと離れた何もない山中。
誰もかれもが寝静まっている山小屋で迎える真夜中ってのは、もう今すぐ死んじゃいたいくらいの不気味さがあった。
気が付くとあのゴーゴー鳴る音が鳴ってやがる。もうダメかもしれない、本気でそう思った。さらに。ふと外を見ると、雪が降ってやがる。
毎年この小屋は夏の間しか営業せず、秋口にはさっさと主要器具を畳んで、翌年の夏まで営業をしないらしい。
何故かというと、この地帯は前にも書いた通り豪雪地帯であり、雪が降り出すとあっという間に積もって山小屋からどこにも行けなくなる。
加えてこの付近には雪崩が頻繁に発生するらしく、小屋の跡地も雪で埋もれて、夏まで出てこないんだとか。だから、雪の降る季節に人がこの小屋に泊まることなど、ありえない。
だいたい、季節は真夏である。北海道の北の果てだって、真夏に雪が降るなんて話は聞いたことが無い。もうなんというかつまり、俺は異次元に飛ばされた、そんな気分になっていた。
雪は止むばかりか、ますます勢いを強くさせる。吹雪のレベルだった。終わった。素直に俺は思ったね。ゴーゴー鳴る音もやむ気配無し。
それから幾分も経たず、小屋がずずずっとずれる感じがした。次の瞬間どーんと物凄い衝撃音が鳴って、小屋は高速で下の方に、そのままの位置で滑り落ちていった。
窓から見える景色もめまぐるしく変わる。雪崩だ。雪崩にあって小屋は下に押し出されているんだ。そうとしか思えない衝撃だった。
こんな状況で誰も起きないのはおかしい。俺だけが異次元に飛ばされたのだろうか。深い絶望と恐怖の中で、なんとなくそんなことを考えていた。
このまま部屋の中に雪が入ってこないのが不思議で仕方が無かった。小屋の中だと言うのに、それほどの強い圧力を、しっかりと感じていたのだ。
とうとう俺は衝撃と激しい移動に耐えきれずに枕に突っ伏して、うつ伏せで寝転ぶ形となった。そのまま重力が体にかかる感じで、金縛りにあったように体は起き上がれず、そのまま俺は意識を失った。 - 864 : 本当にあった怖い名無し[sage] : 2013/12/21(土) 15:28:06.11 ID:BnIU7Rau0
- 気が付いたら、朝。小屋は何事も無かったかのように元の場所にあり、俺も雪に埋もれることもなくその場に無事な姿でいた。
無論、外には雪など積もっていない。どうやら、俺は無事元の世界に戻ってこれたようだ。
小屋を後にし、再び下山する。一度不思議体験を終えてひとしきりすっきりした感じになっていた俺は、やはり目の前の死と隣り合わせのハイキングロードを下る中で、
恐怖体験のことをとりあえず頭の片隅に追いやることが出来た。
暫く行くと、トロッコの駅が見えた。ついに、俺たちは人の住む場所に帰ってこれたんだ。そんな感じもするくらい感動して、思わず涙を流し、兄貴に馬鹿にされた。
それでも。俺は嬉しくて嬉しくて仕方が無かった。やっとこの恐怖の山から去れるのだから。
トロッコから麓の町で県庁所在地まで直通の電車に乗る。そのまま付近の著名な寺社に行ってお祓いを受ける心づもりでいた。
そんな車内でふと、専用線乗車時に乗務員が説明していたことを思い出した。
この山に専用線を通したのは、もともとはダム作りのためで、その後もダムや発電所の維持管理のため専用線は残されたのだと。
しかしながら専用線もダムも、一般的にモノを作るにはどう考えても無謀な場所につくるだけあって工事は難航したのだという。
ただ完成は戦時中だったらしく、お上の方から無理くり作れと命令が下っていたらしく、多数の死者を出しながら工事を進めたのだと。
専用線途中のトンネルでも爆発事故やらで多くの方が殉職されたそうだが、ダム作りの人が雪崩に巻き込まれて大量に亡くなった事件もあったのだと。
丁度俺たちの泊まった小屋の付近に、やはり小屋があったらしいが、当時は年中通しての工事だったために真冬も人がいたそうだ。
そして起きた巨大な雪崩、小屋は中の人たちごと上の階がそのまま吹っ飛ばされ、谷底を挟んで対岸側にまで飛んで行ったのだという。春まで犠牲者の捜索は出来ず、とうとう見つからない遺体も出たという。
あれは、工事中に亡くなった方の怨念だったのか。それとももっと巨大な、山の神だか何かによる人間への攻撃だったのか。
どっちにしろ現世の俺に対応できるような代物ではない。とっととお祓いを受け、俺は2度とあそこに行かないという誓いを立て、この地を後にした。 - 865 : 本当にあった怖い名無し[sage] : 2013/12/21(土) 15:29:47.94 ID:BnIU7Rau0
- 以上、生涯で一回しか体験したことのない不思議体験。
へたくそな三文小説みたいな文になってしまったw
まあどこのことを言っているか、分かる人はすぐ分かると思うw
中央分離帯
- 850 : 本当にあった怖い名無し : 2013/12/20(金) 11:22:02.78 ID:MvQKzrix0
- 他人から見たら、くだらない話かもしれんが厄落としがてら書く。
何度か書き込んだ事あるんで、またおまえかと思ったらスルーしてほしい。
子供と手つないで、近所まで買い物。たまたまいた自分の兄弟も一緒だった。
横断歩道で待ってたら、中央分離帯の上を黒いコート来た人がふらふら歩いてる。
『あんなとこ歩いたら、ダメねんぞ』『うん。わかってるよ』
ってな会話をしてたら。
横にいた兄弟が、前からおかしいと思ってたけどやっぱりおかしいのか。って、言った。
生活苦で、ノイローゼとか鬱とか・・・
いやいや、それどころじゃないし。
こんなはっきり見えてるのに、あんたは見えてないのか?
それより、子供も見えてたか。
子供の手引っ張って、遠回りして買い物したよ。
兄弟には何で遠回りするんだとかぶつぶつ言われるし。
図書室のM君
- 830 : 本当にあった怖い名無し[sage] : 2013/12/19(木) 02:53:57.60 ID:jWdBdjtZ0
- オカ板見ながら「霊もUFOも見たこと無いなぁ」と考えていたら、
一回だけ不可解な出来事があったのを思い出したので懺悔も兼ねて書き込んでみる。
怖い話でも面白い話でもないが、個人的に不可解な思いをした話である。 - 831 : 1/2 : 2013/12/19(木) 02:56:30.75 ID:jWdBdjtZ0
- 十年以上前、中学1年だった頃の話。
当時、昼休みは学校の図書室で過ごすのが日課になってて、その日もそうだった。
予鈴のチャイムが鳴って、教室に戻るかって所で図書室の中辺りで騒ぎがあった。
何事かとそちらに目をやると、人だかりが出来ていて、そこでどうやら誰かが倒れたらしかった。
人だかりの隙間から覗くと、倒れて痙攣している男子学生(顔は見えなかった)とクラスメイトのM君が見えた。
M君は倒れて意識もないであろう男子学生に「ごめんなさい、ごめんなさい・・・」と謝っていた。 - 832 : 2/2[sage] : 2013/12/19(木) 02:59:41.73 ID:jWdBdjtZ0
- 場所が図書館であることからも分かるように、M君は大人しくて決して人に危害を加えるタイプではなかった。
その為、どのような状況なのか自分にはイメージ出来なかったが、
M君がうっかり男子学生にぶつかるか何かして、転んで打ちどころでも悪くてこの様な状況になっているのだろうと勝手に解釈した。
教師を呼びに行った生徒が居ることと、予鈴から何分か経っている事もあって、自分は教室に戻ることにした。
今考えると冷静すぎるというか、冷たい対応だったが、当時は自分に出来ることは何もないと思ったし、
授業に遅れて怒られるのも嫌だったし(当時の自分は杓子定規な頭をしていて「遅刻=悪」だった)、
面倒事に首を突っ込むのも嫌だったのである。これに関しては謝る。M君ごめんなさい。 - 833 : 3/2[sage] : 2013/12/19(木) 03:02:11.26 ID:jWdBdjtZ0
- 教室に戻った後、本礼のチャイムが鳴ってもM君も教師も教室に来なかった。
しばらくして教科の教師ではなく、担任の教師が教室に入ってきた。
担任はクラス全体に昼休みに図書室に居た奴はいるかと尋ねたので、自分は素直に手を上げた。
担任は何があったか知っているか?と尋ねてきたので、
「M君が男の子に謝っているのを見ました」と答えようとし「M君が」と口を開いた所で、
「お前はクラスメイトが倒れている所を見捨ててきたのか、薄情な奴だな」と怒りというより、見損なった様に担任に言われた。
正直言われた事の意味がよくわからなかったが、話を整理してみるとどうやら図書室で倒れたのはM君で、M君は病院に運ばれたらしい。 - 834 : 830[sage] : 2013/12/19(木) 03:04:20.39 ID:jWdBdjtZ0
- 翌日、M君は普通に登校して来た(てんかんだったらしい)が、クラスで薄情者の烙印を押された自分には何がどうなっているのか調べることは出来なかった。
ただ1つ誓うが、図書館で倒れているのがM君だと分っていたならば、いくら薄情な俺とはいえ一人で教室に戻るなんて事はしなかった。
ボーダー柄のセーターの子
- 821 : 本当にあった怖い名無し : 2013/12/16(月) 17:29:09.01 ID:aBHGQL++0
- 私の子供の頃の記憶です。
3歳の頃、3ヶ月だけ住んでいた社宅には子供が多く、毎日遊び相手には困りませんでした。私は3つ上の兄と、いつも社宅の前の駐車場で遊んでいた記憶があります。
ある日の夕方、私は一人で外にいました。いつもなら遊んでいる子供たちがたくさんいるはずなのに、その日はなぜか誰もいません。私は変だなーと思いながらも、そのうち誰か出てくるだろうと思っていました。(3歳の子供が一人で外に遊びに出るか、と言う疑問はあります)
続きます。 - 822 : 本当にあった怖い名無し[sage] : 2013/12/16(月) 17:34:36.25 ID:aBHGQL++0
- 続き。
すると見慣れない子がこちらに向かってきます。男の子にも女の子にも見える顔立ちで、赤と黒の太めボーダー柄のセーターを着ていて、兄よりも年上に見えました。
一緒に遊ぼうと言われ、私はその子と遊びました。
しばらくすると、その子がトイレに行きたいから家に戻ると言いました。一緒においでよ、今度はうちで遊ぼうと言われ、外は少し薄暗くなってきていたのですが着いていきました。
私が住んでいた棟(A棟)は駐車場から見て一番左端にあり、その子の家は右隣のB棟でした。それを確認して着いったのを覚えています。
続きます。 - 823 : 本当にあった怖い名無し[sage] : 2013/12/16(月) 17:38:28.85 ID:aBHGQL++0
- 続き。
玄関に入ると奥の台所から夕飯の準備をしているような音が聞こえます。
その子がトイレに行っている間も私は玄関にいたのですが、うちでもお母さんがご飯の支度をしているかも、外も暗くなってきたし帰らなきゃと思い、その子がトイレから戻ってきたところで、私は帰ると言いその子の家を出ました。
B棟の外へ出てすぐ右にある棟に入り、階段を上りドアに手をかけようとすると、違和感が。うちじゃない…。
社宅なのでどの家のドアも同じデザイン、当時まだ字は読めなかったと思うので表札で判断した訳ではないし、何をもってうちじゃないと判断したかは謎です。ドアにプレートとか何か掛けてあったのかも。
続きます。 - 824 : 本当にあった怖い名無し[sage] : 2013/12/16(月) 17:41:32.08 ID:aBHGQL++0
- 続き。
なんで?と泣きそうになりながら、とりあえずまた外に出てみると、私がいたのはB棟の入り口でした。
絶対にA棟に入ったはずだったのに、なぜかまたB棟にいたのです。
おかしいと思いながらも、もう一度A棟に上ると無事にうちに着けました。
その後すぐ引っ越ししてしまったこともあり、その子とは二度と会っていないと思います。
妙にはっきりと残っている記憶なのですが、いまだに夢だったのか現実だったのかは謎です。
ずいぶんと小分けになってしまい失礼しました。長文読んでいただいてありがとうございました。
赤い世界
- 798 本当にあった怖い名無し [sage] 2013/12/14(土) 15:39:08.68 ID:Of8oX0j80 Be:
- 暇つぶしにまとめとか覗いてたら思い出したので書き込んでみる
怪談じゃなくてオチとかもないのですが、同じ体験した人いるかなと
今から十数年前の小学生高学年の頃、恥ずかしながら不登校児だった
当時、母親が長期の入院から病死、父親は仕事で忙しくて日中は家に自分一人
平日も11時頃にノロノロ起きて、布団に入ったままボーっとテレビ見てるのがデフォだった
で、ある日、変な夢を見た
夢って大体始まりが分からない物だとは思うけど、この夢は本当に境が曖昧だった
布団に入ったままウトウトしかけてハッと目を開きなおすと、同じ格好で同じ部屋同じ布団に居る
変なのは周りが古いフィルムみたいに赤くくすんでる?感じになってる
意識は起きた瞬間と同じで、自由に動けるし家の中も完全に同じ(色は赤い)
何か怖くなって降りて(寝てるのは2階)外に出るんだけど、外も変な感じ
自分が住んでる町その物なのに、空は夕焼けとちょっと違う赤色
いつもなら裏の畑におばあさんくらい居るのに、一人も人が居ないどころか
玄関先に繋いでるうちの飼い犬すら居ない
「え?え?」ってパニックになってると、また同じ部屋同じ布団で目を覚ます
ただの夢なんだけど、怖かったのがこれを毎朝1週間くらい繰り返した事
時々テレビがついてたり(何が映っていたかは確認できない)変化はあったけど
ほんの数秒で始まって、意識があって、ただひたすら周りが赤いのは共通
精神的にあれだっただけかも知れないし、今思えば寝ぼけてただけとも思うんだけど
ウトウトしてると時々またあの夢を見そうな気がして少し怖い
最上階 角部屋 セミダブル
- 772 本当にあった怖い名無し [sage] 2013/12/13(金) 17:20:22.75 ID:km70HuQL0 Be:
- 1/3
どこに投下していいかわからないので、ここに。オチもない、ただの体験談です。
最近、京都に用事があり、駅周辺のホテルに宿泊。最上階の角部屋のセミダブル。
嫁と2人だったが、部屋が狭いし、ベッドに座ってテレビ見ていた時に、
なんだか正面の鏡が気になり、布で隠すことにして、布団にくっついている黒い布を外し、
上からかけて、だいたい6割くらい隠してた。
いつも出張で各地のビジホに泊まるが、鏡を気にしたことはなかったが、
何故かその時だけ、「映るのがイヤだなあ」って思った。
翌朝速い起床なので、早めに寝ていたら、深夜に何か音がするので目が覚めて。
鐘というか鈴というか、「シャンシャン、シャシャシャン」みたいな音が。
俺、「なんだこれ?どこから聴こえるんだ?」って思い、
耳を済ませたんだが、外からではなさそうだった。
どうやら、部屋の鏡の上の天井あたりから、AMラジオっぽい感じの音で聴こえた。
そして、しばらくしたら、忽然と音が消えた。
- 773 本当にあった怖い名無し [sage] 2013/12/13(金) 17:22:52.81 ID:km70HuQL0 Be:
- 2/3
その部屋、「換気扇はつけっぱなしにしてください」と、
たしかユニットバスのところにシールが貼ってあったので、
ずっとつけっぱなしにしていたので、俺はそれを思い出して、
「ああ、換気扇がどっかから音拾って、反響したのか?」って思って。
ベッドの頭の上にある換気扇スイッチを消した。
換気扇って、つながってる先の通風口?から音拾うことあるから、
ホテル内のどっかの作業場とかから音拾ったんだなあって思った。
で、またベッドに横になったら、今度は、人の声とおぼしき低い音で、
「ごにょごにょ」「ぼそぼそ」みたいなのが多重録音的な感じでしてきて、
しばらく続いて、止んで…。また同じ場所からだった。
そして、それが止んだら、今度は、「ぼ~」っていうか、
「ぶお~」みたいな音が聞こえてきて、次はまた、最初の、
「シャンシャン、シャシャシャン」が聞こえてきて…。
音はその3パターンが交互に繰り返されていたと思う。同時ではなかった。
順番は覚えていないが、何度か繰り返されていた。
- 774 本当にあった怖い名無し [sage] 2013/12/13(金) 17:25:05.57 ID:km70HuQL0 Be:
- 3/3
しかし、全く怖さは感じなかったせいか、隣で寝ている嫁を起こすこともなく、
ただただ、聴こえてくる音に耳を傾けていたんだが、
だいたい3分ほどで完全に終わり、あとは静かになった。
怖さではなくて、何かすごく神聖な感じに聴こえていたかも…。
翌朝が早かったのもあって、嫁にすら話すのを忘れていたんだが、
数日前にフト思い出して、でもよくわからず。
このスレだと、詳しそうな人がいるかな?と思って投下した。
誰か何か知っている人がいたら、教えてほしい。
インドネシアの悪魔
- 712 本当にあった怖い名無し [sage] 2013/12/10(火) 14:45:56.15 ID:VkcpJfVFi Be:
- 十年くらい前、俺の親父がインドネシアに出張した時の話
親父は語学堪能な方だから、現地のガイド、中国支社の人、日本の同僚の三者通訳みたいな感じで行ってた
郊外の工場行った帰り、夜になってきた頃にスコールにあって、街灯もガードレールもなく舗装もされてない山路を車で走ってたらしい
二台に分乗してて、親父は後続の方に乗ってた
すると前の車がスリップ、親父の乗ってた車もそれ避けようとして横転
前の車は山肌を回転しながらズルズル落ちて
みんな骨折してたり手足ザックリ切ってたり
死人はいないけどかなり酷い状態だったそう
後続の方もガラスはめちゃくちゃで、負傷っぷりはおんなじ感じの中、親父だけが奇跡的に右手の側面を削っただけで済んで、血もそんなに出てなかった
ガイドが言うには歩いて二十分くらいのところに集落があるらしく、親父は仕方なく一人で集落へ向かった
一本道だから迷いはしなかったと言ってた
んで、とりあえず集落の人に事情を話して金を握らせて車出して貰い、怪我人を運んで来てもらう事に成功
- 713 本当にあった怖い名無し [sage] 2013/12/10(火) 14:47:00.81 ID:VkcpJfVFi Be:
- 親父はその間、集落にもしかしたら医者がいるかもと探してたが、シャーマンみたいなのしかいなかった
シャーマンて結構気難しい人が多くて、この集落にいる奴も、最初は外国人は帰れって感じだったらしい
でもシャーマン、なんとなく親父の何かが気になったらしく
親父の持ち物を全部見せれば他の怪我人をそれなりに治療してやるし、朝一で街の病院へ連れてってやるって言い出したんだと
これは身ぐるみはがされるかなと親父は思ってたらしいんだが
(インドネシアに限らず、日本製の物とか日本人が不用意に持ち歩く多額の現金目当ての奴らなんかはいっぱいいる)
他人の大事には変えられないんで了承
別室に連れて行かれ、ポケットの中身を全部出させられた
あ、この時点で親父は雨と泥でめちゃくちゃになったスーツは既に脱いで手に持ってる状態、本人は下着だけだったらしく
オマケで掘られるかもとかビクビクしてたらしいwww
結局そんなことはなかったんだが、シャーマンの目にとまったのが定期入れ
日本で通勤してる時に使ってる定期しか入ってないんでおかしいなと思ったそうだが
中身を見せろと言われたので見せた
そしたら、シャーマンは定期の後ろに入ってた俺の写真を持って、これのお陰だと言い始めたんだと
そもそも、親父の怪我だけが不自然に軽いので、シャーマンは何か強力なお守りを持ってると思ってたらしい
シャーマン曰く、国ごとってか地域ごとに神様とか悪魔は違ってて
日本(ていうか親父の住んでる付近)では俺の写真はただの俺の写真にすぎないが
たまたま事故った場所にいる悪魔が俺に近い波長を持つやつだったと
それで、その悪魔は俺の写真から感じる波長を仲間だと思い込み
親父の怪我は結果軽く済んだって事らしかった
俺は小さい頃、親父の仕事の関係でインドネシアに長いこと住んだことがあるから
そういう波長になったのかもって言われたらしい
まあその後親父の同僚さんたちや現地ガイドさんも病院に送ってもらって順調に回復したらしいし、親父も実家でピンピンしてるが
異国の悪魔に間違えられた俺は、未だにこれを素直に喜べずにいるわwww
- 714 本当にあった怖い名無し [sage] 2013/12/10(火) 15:23:38.27 ID:eH7gugU60 Be:
- それで思い出したが、現地にない食べ物をシャーマンのところに持っていくと嫌われることがあると聞いた
内陸部で魚が捕れないところだと、魚の干物で精霊が逃げたりするとか
臭いか、それそのものが効力発するのかわからん
葬式
- 709 本当にあった怖い名無し [sage] 2013/12/10(火) 12:11:34.92 ID:tH99bWSc0 Be:
- 友達の話ですけど
不可解ってか怖い
社長に不幸があって、仕事が午前中で終わった日があった
真っ直ぐ帰ってもつまんないし、天気も良いしドライブでもして帰るかって思って適当にグルグル走ってたそうだ
しばらく走ってたら何と無く見覚えのある風景が
ああ、高校の後輩の家がこの辺りで一回だけに遊び来たなあ、懐かしいなあって思いながら走ってたら
道路の端に葬式の看板が見えたんだって
中嶋家 式場→みたいな
あれ?あいつ中嶋だよな?あいつの家か?
って思いながら車を走らせてるとまた
中嶋家 式場→
おおー、まただ。確か家もこの辺だ。と思いまた走らせてると今度は
細かく詳細の書かれた看板が目に入った
どれどれと看板の横に車をよせて見てみると
中嶋○○が何日に逝去 喪主 ○○と書いてあった
死んだのは後輩だった
驚いて「マジか…」って声に出してつぶやいた瞬間、後部座席から
「あははwwマジマジww」
え!っと思い振り向いたけど誰もいなかった
- 710 本当にあった怖い名無し [sage] 2013/12/10(火) 12:12:45.90 ID:tH99bWSc0 Be:
- 普通ならその死んだ後輩の声だと思うでしょ?
それがね「マジだ」って言った声が若い女の声だったそうだ
まるで小馬鹿にしたかのような明るい声
死んだ後輩は男
その後、怖いながらも後輩の家に向かい線香をあげてきたらしいが
後から聞いた話で、その後輩は自殺して原因はストーカーみたいな女に粘着されて
呪ってやるとか殺すとか書いた手紙を大量に貰ってノイローゼになって死んだとか何とか
あの声、その女のだったのかなって思うと何か怖い
ちなみに、その女は生きてるけど精神的にヤバくて入退院繰り返してるらしい
力の使い道
- 695 ore [] 2013/12/09(月) 01:39:38.95 ID:Fs3dG6ph0 Be:
- コンビニでもどこでも必ず、欲しかった商品が列の一人手前で売り切れる。
子供の時からずうっとそうだ。
エニグマだ。
今はこの力の使い途を模索している。
- 696 本当にあった怖い名無し [sage] 2013/12/09(月) 02:42:25.71 ID:+DTxcSDCO Be:
- >>695
自分の前の人間まで買えるんなら
「売り切れそうなものを買いに行くとき後ろに並んであげる役」を売ればいいんじゃない?
前にいる人間は必ず買える
- 697 soreda! [] 2013/12/09(月) 03:01:52.36 ID:Fs3dG6ph0 Be:
- >>696
雨の日の衝撃
- 681 本当にあった怖い名無し [sage] 2013/12/08(日) 14:45:03.61 ID:V/+fuXzB0 Be:
- 今日の話
午前中雨が降ってたから傘さして出かけたんだ
JRの駅に向かって歩道を歩いてると傘にボシャと衝撃を感じた
上から何かが落ちてきて傘にあたったと思った
んでそれは傘にまだへばりついてる感じだったんで前に斜めに傾けたら
ズルッと落ちて それがどう見ても大便だったんで目を疑った
固くもやわらかくもなくてやや薄緑ののが水たまりに落ちてた
念のために傘のほうも見たらやっぱり大便少しこびりついてて臭いがした
そこはアーケードじゃなくて上には少し街路樹が張り出してるくらいで何もない
建物からも離れてる
んでも考えられるとしたらビルの上から誰かが大便を落としたってことだな
考えてもしょうがないんで目的の買い物しにスーパーに入ったんだ
そしたらトイレに行きたくなった 大のほうだ
便座に座って出すものを出した瞬間に激痛がして飛び上がった
そんときに便器の中から傘の先っぽが飛び出してた
んですぐにひっこんで消えた
見間違いかもしれないけど俺の傘と同じ色をしてた
だけど俺の傘はトイレの壁に立てかけてずっとあるんだよ
とにかくケツが痛くてトイレットぺーパーを厚くとって押さえたらかなり出血してた
さっき家に帰ったけどケツがまだ痛いんでこれから病院に行く
カティンの森
- 680 本当にあった怖い名無し [] 2013/12/08(日) 12:13:08.90 ID:VjKuhqt10 Be:
- カティンの森
おととし仕事でポーランドに一ヶ月いた。
ホテルの向かいにあるパブで仲良くなった警察官に聞いた話
アウシュビッツと共にポーランドの虐殺現場として有名なカティンの森で集団自殺が相次いだことがあったらしい。
最初は自殺サイトみたいなので集まった趣味の悪い連中だろうってなったらしいんだが、カティンの森の虐殺と同じくみんな後頭部に銃痕があったらしい。
猟奇殺人の線も出て捜査したらしいが現場の銃からは自殺者の指紋しか出なかった。
あまりに自殺が多くなったので地元グニェズドヴオの自警団と警察が合同で毎日パトロールをしたんだと。
俺が仲良くなった警察官も何回か見回りしたらしいがパトロールを始めて一週間した日に警察官が2人自殺したらしい。
そのうちの一人は彼の弟だったそうだ。
娘が産まれたばかりで幸せそうだったのにありえない。カティンの森の呪いだって話してた。
傘を持った青いやつ
- 672 本当にあった怖い名無し [sage] 2013/12/07(土) 13:59:38.32 ID:i+U8x4xRi Be:
- 4年程前に体験した話です。
トラックで九州行きの荷物を積んで九州道を走っていた深夜2時頃、3時間程仮眠を済ませており車内もアニソン爆音で大熱唱していたのだが 突然音楽が止まりプレイヤーを見ると電源が落ちていた。 再度電源を着けようとした時、正面に
- 673 672 [sage] 2013/12/07(土) 14:02:38.77 ID:i+U8x4xRi Be:
- 青色の人みたいな形をした物体がいた。
それはゆっくりと歩くってか浮いてるみたいな動きで自分に近づいて来た。 遅くても80キロ出てるトラックにむかってゆっくりと そのままフロントガラスをすり抜け自分に重なって来た。意識がぼぅっとし始めて それが体を通り抜けていく感覚だけがあった。
- 674 672 [sage] 2013/12/07(土) 14:17:06.25 ID:i+U8x4xRi Be:
- 体を通り切る寸前に ハンドルに頭をぶつけて意識が戻った。青いのは消えていた。 ただ意識が戻る前に、姉の怒っている顔が頭に浮かんで それで助かったんだと思ったよ んで、翌日にその事を電話で話したら
- 675 672 [] 2013/12/07(土) 14:19:38.13 ID:i+U8x4xRi Be:
- 「お前のベースが夜中に勝手に鳴ってうるさかったから怒鳴った。」 との事… あのまま意識がきれてたら死んでたのかな?
場所は大牟田インターの手前で青いやつは傘みたいなの持ってた
- 677 本当にあった怖い名無し [sage] 2013/12/07(土) 20:14:43.78 ID:jVLRhjTq0 Be:
- <<675
南関インターかな
近くに上内峠ってのがあって
近くに民家も無いのに謎のバス停がある
関係あるか知らんが
- 678 本当にあった怖い名無し [sage] 2013/12/07(土) 22:59:25.18 ID:JagXXCVP0 Be:
- ベースって楽器ねw
最初何かと思った
気になるメロディ
- 660 本当にあった怖い名無し [sage] 2013/12/06(金) 22:00:33.41 ID:l3HXXsHD0 Be:
- 自分の小学校の卒業式(2001年)で在校生が歌った曲が気になり、3年前から調べていた。
しかし出だしとサビの歌詞、メロディしか覚えてなくて、歌詞で検索したんだけど見つからない。
最近は検索すれば出るようになったけど、当時は俺と同じ疑問を持った人の質問ページしかなかった。
卒業式のビデオを見れば一発で分かると思ったので見たんだけど、在校生は全然違う曲を歌っている。
しかも記憶では在校生は最後の部分でミスったはずなのに、そんなミスもなかった。
弟も小4で参加していたので確認したら「ミスったな」という。
渋る弟にもビデオを見せると驚いていた。弟の方の卒業式のビデオもチェックすることに。
やっぱりどの曲も探しているものとは違うし、ミスもなくて二人で笑ったけど、内心ちょっと怖かった。
それから友達にも聞いてみたんだけど忘れているか、サビと最後の歌詞が分かるってぐらい。
それから時間をかけて曲名が分かり、通販で収録されているアルバムを視聴すると出だしが完全に一致。
注文して全部聞いたら、完全に探していた曲だった。弟にも聴いてもらったら、覚えがある歌らしい。
最後の伸ばす部分で「あ、ここだよな?歌えなかったの」と聞いてきた。俺が記憶している部分もそこだった。
映像では曲も違えば、ミスもないんだけど。お互いどこでこの曲を知ったのか、ミスの記憶はなんなのか。
そしてこの間、幼馴染とばったり会った。こいつも小5で参加していたので一応聞いてみることに。
するとミスったことも、サビの部分も覚えていた。こいつの卒業式だったんじゃないか?
勿論参加はしてないが、何らかの形でビデオを見てそれが残っているのかも。
頼み込んでビデオを見せて貰う約束をして、さっき一緒に見たんだけどミスもないし曲も全部違った。
でもスマホに入れた該当の曲を聴かせたら「これ確かに歌った・・・」って。
3人で同じ勘違いは流石にないと思うのでマジで謎。音楽の授業で何気なくやった曲の可能性もあるけど、卒業ソングだし。
幸運の金の蛙
- 647 1/2 [sage] 2013/12/06(金) 00:09:56.44 ID:tpzg+8lh0 Be:
- ちょっと長くなる上に怖くもなんともないが、小学生の頃に金の蛙の置物を拾った話をしよう
高さ5センチほどの小さな金の蛙
今思うと金メッキされてたのかもしれんが、
大きさの割にずいぶんずっしりしてたのは覚えてる
親戚の家に行った時、家の周りを一人で散歩してたら
ブロック塀の上に鎮座してたので拾ったのだ
それを持って帰って、家の居間の窓際のコンポの上に置いておいたんだが、
それから不思議と色んな親戚からお小遣いをもらうなどが続き、やたら金が入ってきた
ラッキーと思ったが、なんとなく蛙のおかげかなぁとも思った
なので褒美にフキフキでもしてやろうかと思ったらいなくなっていた
- 648 2/2 [sage] 2013/12/06(金) 00:16:56.19 ID:tpzg+8lh0 Be:
- 家族に蛙について聞いたらそんなのなかったと言われた
ここからが不思議なので今でもよく覚えてるんだが、
思い返すと拾ってから家に帰るまで、金の蛙を拾ったと家族や親戚には何回も言ったけど、
見せようとすると、俺が落とす→探すけど見つからない→見つかったらまた見せてね→相手が去った直後に見つかる
または相手がばたばたしてて、あーはいはい後で見せてねって感じになってしまい
親戚の家の周りで拾って、俺の家の居間に飾るまでは
結構堂々といじってたにもかかわらず俺以外の誰も見ていない
そんなわけであの幸運の金の蛙は、俺以外の誰にも認識されることなく訪れそして去ってしまった
今も誰かを幸運にしてるのかなぁ、と思い出したのでカキコ
もう一回見つけたら、幸運はいらんからお礼にちゃんとフキフキしてやりたいなぁ
- 649 647 [sage] 2013/12/06(金) 00:18:52.82 ID:tpzg+8lh0 Be:
- 何度もすまん
今思い出したら、5センチもなかったはずだ
1~2センチくらいだったと思う
隙間から見えた黒い服
- 617 本当にあった怖い名無し [sage] 2013/12/02(月) 00:25:54.64 ID:RociWpYmO Be:
- 怖くなかったんだけど不思議だったんでここに書く
入院病棟のトイレって入り口に扉がなくて(駅のトイレみたいな感じ)カーテンで仕切られてんだけど
カーテンそばの洗面台で手洗ってたら、視界の隅に入ったカーテンの隙間から黒い服?ズボン?が見えたんで
点滴とか杖ついてると入るとき場所取るから待ってるのかと思って避けてカーテンの方向いたら
誰もいない
廊下に出てみても人影無し
走ったら足音するし、そもそもそんな元気な奴は入院しねぇ
なんだったんだろう? アレ
あと、人間本気で驚くと声とか出ないのな
「ん?……うぁあお」
みたいな感じになる
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