当事者と目撃者

774 :本当にあった怖い名無し[sage]:2010/07/30(金) 00:23:30 ID:mevyzipd0
自分が中学生くらいの時だったと思うが、真夜中にふと目が覚めたら風呂に入っている自分に気が付きました。
二階の自分の部屋でパジャマ着て寝てたはずなのに、一階の風呂場でちゃんとパジャマも下着も脱いで
風呂に入っていました。
そして風呂場の外からは母親が心配そうに声をかけてくる。ああ、寝ぼけたんだな、と寝ぼけながらも自覚した自分は、
身体を拭き、パジャマに着替え直して、階段を上って自分の部屋に戻って寝なおしました。

これだけなら単なる寝ぼけか、思春期の一過性の夢遊病だったんだろうけど、
(階段降りるのも、パジャマを脱ぐのも、風呂に入るのも毎日の動作として身体に染みついているだろうから、
寝ぼけながら出来てもおかしくないとは思う)
問題は数年後くらいに、こんなことあったよねと私が母にその話を振ったら「何それ知らない」と返されたこと。
こんな珍しい事を覚えていないなんてありえるだろうか。自分ははっきり覚えているのに。
それとも当事者と目撃者じゃ、事態の重要度が違うから記憶に残らなかったのだろうか?
それともこれ自体が単なる夢だった…? それにしちゃあ、あの風呂水の生ぬるさを覚えていて、
夢の記憶とはちょっと違うような気がする。 母親が声をかけた部分だけが夢だったのだろうか…?
なんだかすっきりしない不思議な記憶です。 

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