- 873 :1/3 :2008/06/15(日) 12:15:17 ID:tW9admlA0
- 「心霊ちょっといい話」スレより転載。
不思議な話だと思いましたので。
あれは11年前頃某ビール会社の販促員のパートの仕事をしている時に
ある酒屋に伺った時のことです。2回目にその酒屋へ訪問の際にお店の
娘さんが「あなた(私)に膜?の様なものががかかって見える。私の
知り合いに凄く言い当てるおじさんがいるから、そのおじさんにみてもらったら?
でもその人滅多に立ち飲みにもこないし、今度来たら聞いといてあげる」
といわれました。仕事中でしたし、驚きましたが「何かの宗教の誘いかな?」と
そのおじさんの話を聞いていますと、偶然にもそのおじさんが良いタイミングで
ニコニコと店に入って来ました。全くの偶然の出会いで、狐に摘まれた気持ちでした。
そのおじさんは私をじーとながめながら、「これからおっちゃんのいうことは、
神さんがいわはることやからよーーききや。3分の1しか言えへんからな。
おっちゃんにはみんな見え取るけどな。」と言って話し始めました
以下おじさんの話。
……今のご主人はお子さんを学校もだしてやれないひとやなあ。
肝臓もだいぶかれているし、5年後この人、入院するで。
この人悪運をかなり吸ってるし、あんたも婦人系の大病するから気を付けや。
仕事は近い将来マイクを持つ仕事もする。結構向いてるで、アナウンサーみたいな仕事や。
再婚は30歳ごろやし(もう主人と別れることを予測しているかのように)
“店をあんたにさせたる”と言う人が現れるから、その人がええで。
あんた、これから大変色んな人と出会うしあんたの後ろに人が無数に見える。
色々としんどいけど、でも31才からぴたっとおさまるから安心しいや。
あと左の脳が詰まるから気をつけるように…… - 874 :2/3 :2008/06/15(日) 12:16:40 ID:tW9admlA0
- そう言って私の手を開かせて、おじさんは私と手のひらを合わせ、
「おっちゃんがあんたの悪運を吸うて運を上げたげよ」というと、
私の手のひらにパワーを与えるような格好をしました。
「さあ、これからあんたの運はどんどん上がるで」といってくれました。
聞いてもにこにこするだけで、お名前も聞けず、身元も教えてくれませんでした。
なんだか変な気持ちでおじさんと別れました。
父とは13才で生き別れ、19才で結婚した私は当時何をしても運が付いていなくて、
一人目の子供は早産逆子で生まれてすぐ死んでしまい、もう一人すぐに無事産み
ましたが、生活は苦しく夫が遊び好きだった為、夫のスロット代のなどの多額の
借金の返済を抱えていました。「よくやっていたな」と今では思いますが、
恥ずかしながら24才にしてファミリーレストランへもいったこともなくて、
旅行などもちろん経験なくとにかく毎日食べられるだけでありがたいという感じの
毎日でしたので生活に追われ、そのおじさんのことはすっかり忘れて生活していました。
そんなことがあって半年くらい後、主人の浮気が発覚で夫とは別れることになりましたが、
その三年後、疲れがでてか初産の無理がたたってか、急激なひどい腹痛におそわれ入院。
卵管が破れてそこから内臓に血液が漏れていて、危うく命を落とすところでした。 - 875 :3/3 :2008/06/15(日) 12:17:57 ID:tW9admlA0
- 別れた主人も後のうわさで聞く所、丁度その5年後肝臓を煩い入院していたとのことでした。
主人と別れてから4年後、友人の強い勧めで、全く経験がなかったに関わらず、
葬式の司会の仕事をするようになりまして、毎日それは沢山の人と出会いました。
仕事も楽しく、とても充実した毎日でした。30才で再婚、31才で下の子を出産。
偶然にも、敷金は無し・家賃3万という夢のような条件で物件を紹介して貰い、
特に商売などしたことがなかったのですが、せっかくだしということで、主人の薦めもあり
小さな服飾雑貨のお店をすることになりました。
優しい夫可愛い子供たちに囲まれ今では人並みな生活を送れ、とても幸せに暮らしています。
あとは、左の脳がつまるということだけが、まだおじさんのいった予言で当たっていないことになりますので、とても怖い気もしています。
おじさんの言われたことは今思えばほぼ、パーフェクトに当たっています。
ありえない場所、もう会えない人、今ではない時間、 幼い頃の不思議な記憶、 見えるはずのないもの。 そんな、怖くはなくても奇妙な経験を書き込むスレッド、 「不可解な体験、謎な話~enigma~」のエピソード置き場です。